マイニングプールはどこでも同じなのか検証してみた

マイニングを始める人の殆どはプールマイニングをしていると思います。プールマイニングの良い所はみんなでマイニングするので、高確率で配当がもられる。

では人数が多いプールを選んだほうが良いのでしょうか?今日はそんな話を検証とともに備忘録として。

報酬がもらえる理由

報酬をもらうためにはマイニングに成功する必要があります。金を発見するということ。ハッシュ値の計算を大量に計算して、正解の値を総当たりで探します。これがマイニング。
しかし、一人でその正解の値を見つけるには運と時間が必要です。もちろんハッシュレートが1hash/sで合ったとしても見つける可能性は0ではありません。でも、天文学的数字ですね。
 そこで、みんなでマイニングします。分担作業です。そして、プールに参加しているマイナーの誰かが発掘に成功した時、計算量に応じて報酬を山分けします。一回の報酬は減ってしまいますが、報酬をもらえる回数は増えるということです。

51%攻撃

人数の多いプールに参加すれば短期的に確実に報酬を得られます。ではみんなで同じプールでマイニングすれば良いでしょうか?
そうではありません。
悪意のあるマイナーが50%以上の採掘速度を手に入れた場合、理論上不正な取引を行うことができてしまいます。そのためマイナーはプールの処理速度に大きな偏りが無いように選ぶ必要があります。

極論は全員がソロマイニングすれば一番安全ですが、それだと時間がかかりすぎるので、プールマイニングが行われています。

プールの一覧

ではどのようにプールを選べばようでしょうか?まずは各暗号通貨のプールの状態を確認します。PoolListと検索すれば出てくるでしょう。

和製通貨(BitZeny, Susucoin, BellCoin, Monacoin, Koto)だと

https://pools.currency.ovh/

で確認できます。確認したらあまり偏りすぎないように自由に選びましょう。

検証してみた

ではプールによって報酬の量が変わるのかちょっとだけ検証してみようと思います。と言っても、趣味程度しかマイニングをしていないので、ハッシュレートは2.8kHash/sくらいです。通貨はZenyです

方法

検証方法としてはRyzen5 2600X 6C12Tの内10Tを処理に使います。2つのプールに5T ずつ割り当てて、マイニングさせます。そして、報酬を1時間ごとにまとめます。合計で24時間。

プール

今回検証に使うプールはZeny MDPoolとmacyan.netです。

Zeny MDPool: 400KH/s, ネットワーク内の5%程度のプール

macyan.net: 130KH/s, ネットワーク内の1.6%程度のプール

(2019/02/13)

結果

MDPoolmacyan
採掘時間(h)発掘数発掘総数報酬総報酬発掘数発掘総数報酬総報酬
0時間00000000
1時間110.317599230.317599230000
2時間0100.317599230000
3時間451.28398991.60158913111.241993121.24199312
4時間491.269401892.870991020101.24199312
5時間4131.43989744.310888420101.24199312
6時間3160.935089815.245978230101.24199312
7時間1170.311516265.55749449121.384636972.62663009
8時間1180.330645025.888139510202.62663009
9時間6242.082088257.970227760202.62663009
10時間1250.362456528.33268428242.733955495.36058558
11時間4291.1285447489.4612290280405.36058558
12時間2310.7757374410.236966470405.36058558
13時間5361.6661753711.90314184151.45524056.81582608
14時間3390.9371993212.840341160506.81582608
15時間1400.4053671313.245708290506.81582608
16時間2420.4691792113.7148875161.359031468.17485754
17時間1430.3409680414.055855540608.17485754
18時間2450.6098941514.66574969282.8596399611.0344975
19時間2470.6905159415.3562656308011.0344975
20時間2490.818714216.1749798308011.0344975
21時間2510.78927416.964253833114.0396869215.07418442
22時間051016.96425383011015.07418442
23時間2530.7709811617.73523499011015.07418442
24時間1540.4312174918.166452481121.2598899516.33407437

1日の採掘数はMDPoolが18.16ZNY, macyan.netが16.33ZNYということでMDPoolの方多い結果になりました。

グラフで見るとこんな感じ。

macyanの報酬がmdを超えることはありませんでしたが、最終的には僅差でmdの勝ちでした。

理論上はどこのプールでも同じなので、何度か実験を行えばmacyanのほうが多くなる場合もあるかもしれません。また、最終的な差は 1.8ZNY程度なので、ほぼ誤差のようなものでしょう。

最後に

検証の結果はMDの方が良いとなりました。しかし、理論上はどこでやっても同じなので、長期的に検証すればより良いデータが取れると思いますが、面倒なので、やめておきます。

ちなみに筆者はMDでマイニングしようとおもいます。マイニング専用機では無いので、よくマイニングを停止させます。そのため、少しずつ報酬が得られたほうが嬉しいからです。

でも、あまり偏りすぎても行けないので、1時間に数件もらえるMDでマイニングします。